親を悩ます子どもの行動への対応
親は、子どもが社会人になるまで、子どもの成長を見守るとともに、次代を生きる大人になれるようサポートする責任があります。 こどもは、成長の過程で様々な問題を起こすことがありますが、子どもを信じ、温かく愛情をもって見守り、手助けすることに心がけましょう。見守られているという安心感があれば、子どもは自信を取り戻し、前向きに成長し続けることができます。
社会問題化している「キレる子ども」
近年ではテレビや新聞など多くのメディアで「キレる子ども」について取り上げられています。キレる子どもは、興奮して叫んだり、暴れたりなど自分の感情をコントロールできなくなっています。
環境の変化に伴い、子どもと直接関わる人が少なくなり、子どもに夢を語ったり、ゆとりをもって子育てしたりできない環境の中で、子どもが育っています。そのため、落ち着いて生活できる子どもが少なくなり、子どもの感情のコントロールがうまくできるための機能をもちにくくなっている家庭が多くなっているのが、現実です。
子どもの行動の原因のとらえ方
特別に支援な子どもが増えている状況の中、特別支援教育が充実してきました。そのため、親が手に負えないと感じると、脳に障がいがあると考える方がいます。子どもの行動を決める要因として、もちろんは脳のはたらきの影響を受けますが、脳に障がいがなくても、環境の影響を受け、脳に障がいを負った場合と同じような行動が見られることは、確かです。子どもの行動の原因が、脳にあるのか、それとも環境に原因があるのか、十分な見極めが必要です。これを見誤ると、子どもにとってかなり大きな問題となります。自分勝手に判断せず、専門家に尋ねることが重要です。そして、特別支援教育を学ぶことは、もちろん、子どもを理解する上で大きな助けになります。ただし、環境を変える努力は、親しかできません。 まずは、子どもが健全に育つ環境作りに努めましょう。
改善に必要なこと
子どもの行動は、家庭・学校・地域の刺激による結果です。そのため、その子らしさを十分に生かすために、家庭・学校・地域が協力して子育てをしなければなりません。子どもが健全に育つための家庭環境を整えることが、家庭教育です。
今は、昔のように家庭教育を支えるために、地域や学校が力を十分発揮できる状況ではありません。家庭が孤立し、少ない人数で家庭教育がなされているのが現状です。
そのため、子育てや家庭教育について、自ら情報を求めていくことがとても重要になっています。専門家からアドバイスをもらうことで、子育てや家庭教育について抱えている不安や心配を少なくすることができます。
ファミリーアシストあすなろ教室では、カウンセリングや子ども預かりなどを行い、直接家庭教育の支援を行っています。
子どもの勉強や学校との関わり方、登校しぶりなどで悩まれている方は、ファミリーアシストあすなろ教室の子育て支援を受けてみませんか。なお、岐阜市上土居周辺(常磐校区)にお住まいの方については、直接お子さんの支援ができます。お気軽にご相談ください。