12月の目標  仲間の話からわかったことを踏まえて話そう 

                       (子ども同士が分かり合う指導)     

自分の考えが伝わったかどうか確かめる子どもが、増えてくると学級全体としてお互いに分かり合う姿になってくる。分かり合うことが授業の内容を理解しあうことにつながり、私たちが目指す「わかる」「できる」授業を作る子どもたちの姿である。そして、これは話し合いを通して新たな考えを作り出すための入り口に入ってきたと言える。
<話し手を育てること> 

 11月同様に「話し手が聞き手を意識するための指導」や「伝わったかどうか確かめる指導を続ける。そして、それができる子どもを11月よりも増やし、12月には7割以上の子どもができるようにする。

〜指導の手立て〜 

 ○次のような子どもの発言の内容をチェックする。
1、内容(仲間を意識しなくても授業では当然出てくる)
  〜仲間を意識させる言葉を紹介する〜

   (話してもいいですか?聞いてください。見てください。○○さんに〜で。)
2、内容+「聞いているか」 (話の内容に仲間を関わらせる)

   〜仲間の話の内容や仲間を内容に関わらせる言葉を紹介する〜

   (○○さんに〜で、これを見てください、分かりますか?分かりましたか?もう一度言います、質問はありませんか?どういうことですか?説明してください)
3、内容+「聞いているか」+「内容に踏み込んでいるか」 (これは3学期になる)
  〜より多くの仲間が関わるような内容を作る〜
  (まとめると、分かることは、どれも、みんな、このことから) 


※子どもたちにこの3つの種類があることを話し、自分の話し方はどれになっていて、どれを目指せばよいかを自覚させる。

○机列を見直す(基盤としての環境作りの見直しをする)

  子どもたちが誰に向かって話をすればよいのか、話しやすい環境を作ることが大事になる。聞いてほしい(分かってほしい)という願いが形になる。

(教師を見て話す子どもが多い…・教師に話を聞いてほしいという願いの表れ)

   2人で …… 向き合って、並んで、

   少人数で…… 輪になって

   学級で …… 話す場所を決めて、コの字になって、近くに集まって
机列についてもう一度見直しをし、お互いに話しやすいことが今の机列になっていることを自覚させ、自分を振り返らせる。

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