5月の目標    聞き上手になろう 

 聞いたことが「分かった。」のか、「分からなかった。」のか反応があったとき、私たちは子どもたちが分かっているかどうかを判断します。

 反応が悪かったら、もう一度言い直すとか、言い方を変えて話すとかいろいろな手を打ちます。

  4月に求めていた姿は、その反応が意欲を表すものとしてとらえて、内容はともかく意欲的な表れとしていろいろな聞く姿勢のよさを認め励ましてきました。

こんな姿が現れてきたでしょうか?

話し手の方に体を向けて聞く姿

    ・話し手から目を離さないで聞く姿

    ・話し手の意図に合わせて反応する姿

     ・話したことが分かり、精一杯の姿で挙手する姿

・話したことに精一杯答えようと大きな声で反応する姿

これに5月はもう少し深く内容を理解し合う反応を求めています。分かるために聞くという姿勢を大事にするのは4月と同様です。

<分かろうとする姿→反応する>

 分かろうとする素晴らしい姿

うなずく 分かった表情 困ったときの表情 首を傾ける姿 腕組みをする姿

    聞き直す姿(分かろうとする姿が学級全体に見られる学級集団を作る)

(注意すること)

  ・焦らないでじっくりと子どもの反応を見る。この中にその子なりの可能性が見える

 ・教師のペースで授業を進めるというより、子どもの理解のペースに合わせていく(ここをしっかりしないと教師主導型の授業展開となり、自分で考えない子どもになる。)

 ・本当に話し手の内容が理解されているのかどうかきちんと見極める。

    (内容の確認をする。内容をとらえた子どもの学習姿勢を褒める。)

〜指導の手立て〜

・話した後の子どもの反応をみて、よい姿を紹介する。 

・友達が話しているときや話した後の子どもたちの姿をみて、よい姿を紹介する。

・話したことを理解しているか聞き直す(聞き方のうまい子、うまくない子)

分かろうとしているからよく聞けるんだという意識化を図る

※教師の願いを伝えたいという思いが伝わる4月の取り組み

   (どの子にもわかってほしいのだ、聞いてほしいのだという願いを伝える)
●見逃さない教師の目が命(だいたいではなく→物音がしない状態で話をする)

・子どもが話す前に聞き手を意識する。

・静かになっている状態になる(する)まで待つ。いつも話をしたり、させたりする。

・だいたいの子どもが見ているではなく、全員の子どもが見ている状態を意識する。

          

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