7月の目標 友達とつないで話そう
(話し合いのルールを作る)
聞き手が話し手に反応するときにいろいろな合図を送ることができるようになっても、お互いにそれがどういう意味なのかを理解していないと相手にはその意味が伝わらない。そこで、学級での共通の話し合いの約束事ができあがる。
一部の子どもだけの授業にならないためにも、学級みんなが共通の約束があると効率もよくお互いに理解しやすく、誰もが使える反応を学級の約束として作り上げる。
〜指導の手立て〜
<約束を作るための指導>
・誰の合図がわかりやすいか?
・反応しやすい合図は誰の反応か?
・どの合図だとみんなが使いやすいか?
・決まった合図の仕方をより明確にする。(挙手の仕方、話し方など) など
―約束の例―
ハンドサイン 指1本・・・わからない 指2本・・・つけたし 指0本・・・反対
指4本・・・同じ 指5本・・・意見がある など
<約束を使う子どもを増やす指導>
・約束を使ったときの気持ちを聞く。
・約束を使ったときの授業の様子についての感想を話す。
・約束を使った子どもを紹介する。
・約束が使えない子の気持ちを考える。
・約束を使う「話し手」「聞き手」の意識を探る。 など
<使い慣れるための指導>
・話が終わったすぐ後の反応を意識させる。
・参加することの楽しさに気付かせる。
・話の内容の部分にこだわらせる。
・話の仕方を教える。
・個の課題を明確にする。 など
※お互いの考えを分かり合おうとすることが本質・・・・分かり合おうとする気持ち が形になって表れているということを意識し、形を形として指導するのではない。