行事を通して自分作りをする 

 

自分の生き方を作り出すよい機会である。日常とは違った自分作りに挑戦できる場であり、新たな自分を作るきっかけとなる場でもある。

行事を通してどんな自分になりたいか?

       粘り強く最後まで頑張る自分

       仲間と協力して取り組む自分

       決められた仕事をこつこつと取り組む自分

       工夫して何でも挑戦する自分   など

 いろいろ挙げられる。どんな自分になりたいか自分で決めることが大事

 


事前に

  そのためには何をすればよいのか? 

どんなことに気をつけて取り組んだらよいのか具体的な場面を想定しながら考える。
 
体験があれば、以前の体験と比べることができるが、なければどんな行事なのかイメージできるように情報を子どもたちに流していくことが教師の仕事となる。
  日頃の自分の問題解決できる場面を見つけさせる
いつもの自分ならこうするけど、行事ではちょっと頑張ってみたいところはないか?
○○さんならここで挑戦してみてはどうか。こんなことに挑戦できるのではないか。

   
活動中に

  「願いどおりできたのかな?」 

願いを教師が把握していれば、活動中の動きが願いどおりになっているかどうか、客観的な立場から見ることができるし、立ち止まらせて考えさせることもできる。子どもは止まれない。振り返るゆとりもない。そこで、練習や準備が終わった時や活動の変わり目にに「いかがでしたか?思いどおりに動けたかな?」「願い通りの姿かな?」などと問う。
  素晴らしい姿を紹介する
自分の願いに向かって動いていた子を紹介する。
どうやると願いどおりになったのか、できた子に聞く。
次の取り組みの時に生かすことを促す。

活動後に
行事終了するとそれで安心してしまうことが多い。 時間とともに子どもは生きている。行事の終了が終わりではない。次の行事や日頃の取り組みに生かせる内容を作り出すことが大事である
次に生かせることはないか?
今度挑戦してみたいことはないか?


行事をこなすのではなく、行事を通して子どもを育てるという視点は教師の意図性によるところが大きい。あの子がこんな姿になるといいな、この子がこれに挑戦するといいななどという教師の夢の実現である。子どもの姿に夢のある教師は子どもを育てることができる。

      

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