話し合うこと
ここでの話し合いは問題行動を起こした子に対しての攻撃的な話し合いになることが多い。しかし、それを注意したのか、見ていただけなのか、無視していたのか、一緒に活動をしている仲間としての生き方はなかなか問われない。ここに教師の出場がある。 |
問題行動を起こした子どもにもそれなりの理由がある。その理由をまず取り上げ、解決の方向を探ることはよくされる。 しかし、問題行動を起こしていない子どもにも問題が潜んでいることに気づかせ、自分でできることを決めさせるところに全体で取り上げて話し合うことの意義がある。 |
注意したよ
自分のやるべきことはきちんとしたのか。
なぜ、その問題行動を問題にするのか。
いつもそうなのか、たまたまそうなったのか。
他に手はなかったのか。
逆によかったことはないのか。
知らなかったよ
仲間と一緒に活動していて気づかないことでいいのか。
決められたことだけやればいいと思っていないか。
知っていたけど言えないか 言えない理由は何か。
言う努力はできないのか。
いやな気持ちがあっても平気で過ごすのか。
決められたことをしている自分と決められたことができない仲間とどちらが素晴らしいか。
相手をけなしたり、欠点探しをしたりするような場になりがちになる。お互いに足りないことはあるのだからそれをみんなでカバーしあうことが大事だという構えを教師が持っていることが温かい学級作りにつながる。お互いのよさや可能性を生かすということはまさにこのカバーに他ならない。 |