イメージ作り
教師の指示に素直に従って、子どもが伸びていくということもある。しかし、その教師の手が離れたときに子ども自身が自分の力で伸びていくためには、教師の指示ではなく自分の意志で決めていく生き方が求められる。願う自分の姿をイメージさせることで子どもは指示に従うよりも素敵な姿を示してくれる。 |
イメージ作りの素材
友達の姿・・・・・あの子のこんなところが素敵だなあ。
教師の願い・・・先生のいうあの生き方は素敵だなあ。
自分の中・・・・・自分にはこんな素敵なところがあるんだ。
生き方を決める
「自分で決めさせるための声かけ」
「どんな自分になりたいの?」
「この活動を終えたらどんな自分になっているかな?」
「こんな姿が素晴らしいと思わない?」
初めから「どんな自分?」という声かけは通じないが、いつも自分を見つめさせるということが大事だから、これを言い続ける。 通じるようになるまでには、 「例えば・・・」と例を挙げて補足したり、できた姿を紹介したりしながら自分見つめをさせていく。 |
イメージ作りの場
活動前
朝の会
失敗体験の直後、素敵な姿を示した直後 (例、ちょっと聞いて、素敵だね)
めあて作りをするとき
子どもを叱って、反省させることは多くある。そのとき、「これからどうするの?」「こんなこと絶対しちゃだめだよ。」などと行動だけを取り上げて次からの姿を求めることが多い。しかし、生き方は心と行動が伴うものである。行動の裏にある心も意識した教師の働きかけが子どもを自立させる。 |