行動と意識をつなぐ
子どもたちの姿を誉めるというと子どもたちの行動を評価することが多い。しかし、それでは不十分である。その行動の裏にある意識を問題にしないといけない。 先生に誉められたいからそうするのか? 素晴らしいと思って行動するのか? ※行動を起こす心の動きをキャッチし、よさとして認めることがなければ間違った評価を下すことになる。 |
つなぐということ
例1 「○○しようと思って△△をしたんだね。」 ・・・・○○は意識△△は行動 「助けたいと思って声をかけたんだね。」 例2 「△△をしたんだね。」 その後で「どんな気持ちからそうしたの?」 「大きな声で挨拶したね。」「どんな気持ちからそうしたの?」 例3 「○○したいんだね。」 その後で「何ができそうかな?」 「きれいにしたいんだね。」「何ができそうかな?」 |
行動の裏にある意識を探った上で、何が素晴らしいのかをきちんと
評価することが重要。
・行動が素晴らしいのか。その行動を生み出した心が素晴らしいのか、考えて工夫して取り組んだことが素晴らしいのか、何なのかをきちんと捉えることが教師の力量にもつながる。 ・意識と行動をつないで評価することは意図していないとなかなか身につかない。 「大きな声で挨拶できたね。素晴らしいよ.」「廊下をきれいに掃いたね。素晴らしいよ。」という指導では不十分な指導である。しかし、よく見かける。先生がいないとできない子が多い学級は、こういう指導の積み上げによるものである。 (行動だけの評価だと価値がわからず、先生に誉められたいから動く、叱られないように動くという行動が多くなる) |