家庭学習
学校が子どもの成長や発達に関わって果たす役割は,とても大きい。1日の多くの時間を学校で過ごす今,当然である。しかし,学校だけで子どもは育たない。家庭や地域とも連携を取り,子どもが社会の一員として育つためには,いろいろな社会を体験をする必要がある。今後,家庭学習は,今まで以上に重要な役割を果たすことになる。 |
学習する癖を身に付けさせる。
「必要感」,「切実感」,「充実感」を持たせる。
やらされる宿題から自分でする学習へ意識を変える。(自主学習)
学習の幅を広げる。
机の前での学習だけでない。
(家の仕事,野外での体験,社会に参加する体験などは,将来に生きる。)
将来を見据える。
親が子どもに夢を語る
どんな自分になりたいのかを決めるきっかけは,親の姿。
語らない親だから,子どもが自分を語れない。
社会が求める人間像に触れる
家族以外の人の言葉に触れることが,子どもの価値観を広げる。
誉められたり,諭されたり,指導されたりする場を持たせる。
読み書きを大切にする。
自分を見つめる機会を増やす。
時間に流されて生きている子どもが立ち止まる機会を作る。
表現力を高め,豊かな心にする機会を増やす。
自分なりの表現を高めるためには,書くことが重要。
読むことは,語彙を増やす機会,表現方法を学ぶ機会,心を豊かにする機会。
「宿題がないから勉強をしない。」「やれと言われるからやる。」では,もったいない。学校では得られない素晴らしい機会が家庭や地域にあることをまず,親に伝えることが重要である。指導のプロとして親への助言は家庭学習の充実につながる。 |