机間指導2
子どもの思考の連続をさまたげないで、本時の目指す方向に合った指導援助ができるようにすることが一番大切である。教師願いが強いとつい、教師側からこうするんだと教えてしまうことがある。しかし、これでは子どもは教師の言ったことを理解しようとすることに精力を尽くし、自分の問題解決を見失ってしまうことがある。子ども一人一人を十分つかんでいないとなかなか難しいものである。しかし、これも教材研究の深さと訓練によりうまくなる。 |
子どもの思考を探る
「何しているの?」
子どもの思考を探るにはまず、聞くこと。
何をしたいのか、これからどの方向に進もうとしているのかこの一言でわかる。
活動の様子を見つめる
10秒ほど様子を眺めて何をしたいのか、しようとしているのかをつかむ。
但し、この後にも「何しているの」または「何々をしようとしているのかな?」と子どもの考えを聞くことが大事。
子どもの思考を方向付ける
「そうすれば、課題とつながるんだね。」
つねに課題と結びつける。つながりにくいときこそ教師の力量が問われる。
「なぜ、そうするの?それをすると何がわかるの?」
課題を意識しているかどうか問うことで課題につながるように支援ができる。