机列を大切にした学級経営 

友達と一緒に学習を進めていくという点で机を並べて学習をするということを大切にしたい。また、ある意味では、一番お互いを知り合うチャンスでもある。

 

               机     机

 

 

             ●  ● ←(おとなりさん)

     (机の間に隙間をあけたり、位置がずれていたりしない)

  気遣いをしたい

 一緒に並んでも安心できる友達、心を許せる友達、席一つのことだが、毎日一緒に学習する隣の子というのは、かなり学校生活では大きな問題である。

(強制ではなく、机を安心してつけられる人間関係を作ること)

私は、その隣の子との関係は社会生活を営む上で大きな力となると考え、大事に扱いたいと考えている。

(ペアは社会性を養う最小の単位)

 2人ペア、4人グループ(多少人数の異なりで5人になることも)を仲の良い仲間にすることが学級経営の仲間作りの充実につながる。

 隣の子は、教師が決めるのではなく自分で決めさせる。

 

 仲良しチェック 

  *机がきちんとくっついているか?

  *相談するとき、相手を見て話しているか?

  *「貸して」「見せて」が気楽に言えるか?

  *2人で活動するときに進んで話しかけられるか?

  *グループで話し合うときに、全員がお互いを見やすい形にしているか?

  *物事を早く決められるか?

  *自己主張ばかりせず、相手の考えを聞き合う姿があるか?

  *困った姿を見つけたら、手助けできるか?

   ※このチェックの項目が教師のアンテナとなる項目が多くなればなるほど

    子どもをとらえる目を持っていることになる。(教師の力量が問われる)

 

 育てる

この仲良しチェックの項目を子どもに押し付けるのではなく、子どもの行動の中に見つけた姿を取り上げて紹介することに意味がある。

 つまり、自分で仲良しになろうとして選んだ友達なのだから、そのための行動として自分がしたこと、できたことなのだと意味付けをする。

行動できることの素晴らしさはその心の素晴らしさに裏打ちされている。

(自分で決めたことをきちんとする子として認めることが重要)

 だから、全員が同じ姿になるわけではなく、同じ気持ち(仲良しを作りたい)で行動するが、一人一人の行動の仕方は生まれも育ちも違うから違ってくるはず。その子らしさを見つけるのが教師の仕事である。

(つまり、仲良しになりたいという共通の頂上を目指す山登りなのだ。)

 

仲良しの行動をすべて見つけるアンテナを持ってどの子でも認め励ますことがができればそれに越したことはないが、なかなかそれだけの技量を持ち合わせていない。それを見つけるためには子どもに聞いてアンテナを広げればよい。

 

       

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