例1 めあて達成のための方法
「今日のめあてができたよという子」・・・「できなかったよという子」
なかなかできるようにならないっていう子もいるよね。
今日は,どうしたらできるようになるのか,そのコツについて考えてみるよ。
「たくさん発表したい。」というめあてをたてた子いたよね。
発表したいと思っても,すぐに手をあげて発表できないよね。でも,○○さんは,たくさん発表するよね。○○さんの様子を見ててわかったんだけどね・・・。
○○さんの授業中の様子を思い出してみて・・・。今でもそうだけどね。
○○さんは,こっちをいつも見ているんだよ。先生が話をするときは,必ず先生の話を聞いているんだよ。それだけじゃない。友達が話をしているときもよくお友達の方を見て聞いているよね。
きっと発表できるコツは,まずこれだと思うよ。ちゃんと話を聞いているから何について話したらよいのかわかるし,自分の考えもはっきりするんだと思う。
○○さん,話をよく聞くと発表できる?
そうだね。どうもめあてができるようにするためには,こんなコツがありそうだね。そのコツがわかればできないと言ってた子もできるようになるかもしれないね。
よく聞いている子は,ほかにもいるけど,みんなよく発表する子ばかりじゃないよね。
話をするのがはずかしい子。
何を話していいかわからない子。
話し方が分からない子。
こんな子,いるよね。発表できない子はこんな子かもしれないよね。
ということは,ほかにも発表できるためのコツがあるのかもしれないよね。一緒に考えてみよう。
発表の練習をすれば,できるようになると思う。
発表することを書くといい。
話し方を教えてもらうといい。
そうかいろいろコツが見つかるね。
なかなかコツがみつからない子もいるから,みんなでコツが見つかるようにこれからこんな話し方ができるようにしてみようか。
「僕のめあては,『たくさん発表する』です。そのために『友達の話をよく聞きます。』」
こうすれば,話を聞いた子も「そうか,こんなコツがあるのか。」とか,「他にもコツがあるよ。」とかコツについてもっと詳しく分かるよね。
黒板に・・・・「僕のめあては,○○です。そのために僕は△△△をします。」
こんな話し方ができるか,ちょっと練習をしようね。
△△△が見つからない子,手を上げて・・・・どんなめあて?
みんな,そのために何をしたらできると思う?
「先生は,こうするといいと思うよ。」(子どもたちが戸惑う時)
まだ,コツが見つからない子?いる
全員,コツ見つかったかな?それじゃあ,おとなりさんに話してみよう。
今度はみんなの前で話してみよう。
(などと話す機会を増やしたり,コツを広げたりする)
今日は,こんなコツを使ってめあてにむかってがんばろうね。