ノート作り 

ノート作りは、自分の考えをはっきりさせる足跡作りだと思う。

自分がわかっていく過程、できていく過程を振り返って見ることができる大切なもの。決して板書を写すものではないし、教師の指示だけでノートができるものでもない。自分らしいノート作りができることが自分を生かすことにもなる。



 教えること (1時間の授業の流れは、思考の流れ)

学習内容を自分がどのように獲得していくのかその過程が分かると、いろいろな場面に役立てることができる。

そこで、次のことは子どもが考えるというよりも教えることとして整理したい。

ノートの作り方  
  日付を書く  テーマを書く 授業の流れがわかる記号を使う  

※1ページの端1行に直線を引き、これを残しておくための場所として確保しておく。
(国語ならば、上1行分。算数ならば、左1行分)

 例1 問題解決の過程がわかるような記号として  (課題―実験―考察―まとめ)
   課題・・・・  実験・・・・・ 考察・・・・  まとめ・・・  など

 例2 授業の流れがわかる記号として(導入−展開−終末)
   課題・・・・  自分の考え・・・・  まとめ・・・・      など

 準備するもの

* 鉛筆5本(1時間1本ぐらいを想定して)

* 定規(筆箱に入る大きさのもの)

* 赤、青鉛筆(分かりやすくするため。黒を入れて3色あれば十分)

よく学習プリントを用いて授業をする風景を見かける。

 1年間という長いスパンを考えた時、導入として用いることはあっても1年間続けるとなると疑問を感じる。先生がいなくても自分の力で学習を進めていくためには、自分らしいノート作りが必要である。1年の終わりには自分らしいノート作りをさせていくのだという構えをもって臨む学習プリントであってほしい。


 ノート作りの指導 

わかる、できるためのノート作りが重要である。授業の中では多くはわかるための筋道をはっきりさせる「まとめの学習」が中心となる。しかし、技術などは一度にできるようにならない。そこで繰り返し練習を行う「繰り返しの学習」も重要になる。子ども任せにしないで、きちんと力としてつけてやることが教師の仕事だと考える。

     次の2つの学習の仕方を教える。下線部をクリックしてください。

繰り返しの学習

まとめの学習

   

自主的に家庭で学習する場合、よく繰り返しのドリル学習をやらせることが多いが、子どもの学習の振り返りとして上の2つを身に付けさせることが重要。家に帰ってからの学習であっても考える力をつけるためには、「まとめの学習」は重要である。

 
                

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