わかる(できる)ノート作り 

 ノート作りは、自分の学習の足跡。学習する内容によって形式は異なるが、ノートを作る時の「分かりたい。」、「できるようになりたい。」という思いがノートの質を変える。板書を写すことは、指導の一つであってノート作りではない。自分の考えがはっきりしたり、できるようになったりしたことが形になって現れたのである。だから、ノートを見れば、「わかった」「できた」状態が一目でわかる。

 

 分かるノート(自分の考えをはっきりさせる足跡作り)

段階

意 識

評  価

 1

なんでも書く 

書くことがある

書いてあると認められる

 2

たくさん書く

書くことを増やす

増えると認められる

 3

綺麗に書く 

見やすく書く

綺麗だと認められる

 4

分かりやすく書く

自分らしさが出せる

自分らしいと認められる

 ※ 1→4へと段階を高める(めあてを持つ)
  何かで書けば認められるという実感を持たせる。1,2段階での評価の中心
  鉛筆の種類 3色 (黒、赤、黒)→第3段階以上で評価する
  線・・・・波線、点線、矢印、太線、線枠→第3段階以上で評価する

 

 できるノート作り(できようになる足跡作り)

段階

            評    価

 1

めあてが書ける

 2

繰り返しができる(量を増やす)

 3

あやまりを正す  欠点の補強ができる

 4

できるこつをまとめる

 5

時間や回数(量)のめあてを作る

※ めあてをもつ。
※ 自分のできる量でこだわる。(一人一人の能力が違うから自分で量を決める。)
(但し、「最低これだけは」を決めておくと仲間同士の助け合いが可能となる。)

 

 2つを同時に挑戦させるには無理な子もいる。

挑戦するノート作りを明らかにし、挑戦を段々増やすなど、子どもの能力と意欲を考えながら取り組ませる。

 お手本は教師の板書や友だちのノートである。

(真似してもいいんだという安心感から出発)
 力をつけるためには、学校だけでなく、家庭での自主学習にも利用する。

 
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