比べる
課題について最良の考えを作り出すためには、お互いの考えを理解し、よりよい考えを作り出すことである。そのためにはまず、自分の考えと人の考えとを比べることが大事になる。 ここでは、次のような考えの比べ方を教え、みんなの前に表出する指導を考える。 |
教師にできること(比べた証拠を姿にするために)
自分の考えと人の考えとを比べて「同じ」「つけたし」「分からない」
「質問したい」「違う」などの5つの視点を示す。
自分の考えが仲間に分かるサインを作る。(指サインがよい)
自分の考えに自信が持てないうちは、人と違った考えを言うには、相当な勇気が必要である。そのため、子どもの発言の内容を教師がきちんと整理し、板書に位置付けることや「同じこと」でも、とにかく一人一人に発言させ、発言に慣れさせ、自信を持たせることが必要な時期もある。 サインは、これら5つの視点を一度に示すのではなく、子どもたちに必要となった時に子どもの発言を生かすためのサインとして作る。最初は「同じ」「分からない」というサインを作る。 |