席 か え
席かえはどんなやり方をしているだろう? くじ?それとも教師の都合で? それとも子どもの好きなように? 席かえは大事な活動である。これにも意図を持って取り組みたい。 特にある一定期間隣同士として席を並べる隣の子である。安心して一緒にいられる仲間かどうかは子どもにとって大きな問題である. 2人の関わりがうまくできることが大きな集団とうまく関わるきっかけを作ってくれる。つまり人間関係作りのよい場と考えたい。どんなペアを作るかは教師の考え次第。 |
指導援助したいこと
仲良しになるための方法を紹介する。
仲良しになろうと働きかけた姿を紹介する。
「選んでんでよかったね。」と話す。(意図的に隣を選んだ時)
困っているときに気遣いをした姿を誉める。
仲の良い姿を具体的な場面を捉えて紹介する。
物事を早く決めて行動したとき※に誉める。
よさを認め合う場を設ける(帰りの会がよい)
問題が起きたとき解決しようと働きかけた姿を誉める。
次の席かえをする前に振り返りをし、感謝を伝え合う。
二人の関係を認め励ます場は授業や活動中のペア学習やグループ学習である。この場でそれぞれの内容だけの指導をして仲良しの見えるよい場面と捉え人間関係を誉めたり励ましたりしつづけなければ、ペアやグループの人間関係が深まりは弱くなる。教師が意図的に指導援助を行うことで子どもがその気になり、仲良くしようと働きかけを行うのである。その場面で十分誉めたり励ましたりしたい。 |
※自己主張してばかりいてはなかなかまとまらない。お互いに譲りあって妥協することも大事なことである。そういう相手を思いやる気もちがあれば、早く物事がきまり行動できる。この場合、どうして早く動けたか事実をよく見ておき、どんな人間関係を作り上げているかを探っていくことが大事。(いつも我慢ばかりしている子はいないか、強引に引っ張る子はいないかなど) |
※ 1年生から6年生までどの学年でも可能 ※ 男女の人数差があっても可能・・・どちらかが必ず残ることがあってもよい。問題を解決するよい場となる。 ※ 席かえをきっかけととらえ、仲間作りの継続は日頃の教育活動であることをとらえていると人間関係の変化がよくわかる。 ※ 継続すると自分に対する見方、相手に対する見方が変わる。 |