10月の目標 わかりやすい話し方を身に付けよう
話し手と聞き手という関係を大事にしながら、今後は聞き手よりも話し手に指導の重点をおく指導が中心となる。
話し手が聞き手にわかりやすくどんな話し方を工夫するのか、その工夫を見つけことをこの月は大事にしたい。
<話し方の工夫>
例: 黒板を使って話をする。色チョークで印をつける。棒を使って言いたい場所を指す。 実物を使って説明をする。体験や例えを使って話す。結論から話す。番号を付け て順番に話す。部分を詳しく話す。聞き手が分かっているか確認しながら話す。 ゆっくり話す。など
〜指導の手立て〜
・教師が納得する発言でなく、子どもが納得する発言を求める
・聞き手に話し手の話し方の工夫がわかりやすいかどうか確かめる
・話し方の工夫を教室内に掲示として残す。
・使う場面を広げる。(教科の広がりや学習の場面の広がりなど)
○認め、励ます言葉かけの見直し
子どもの発言の素晴らしさを取り上げて全体にそのよさを広げることを日常的に行っているが、教師でなく、子ども自身がよさとして捉えているかどうかが重要である。教師が教えるではなく子どもが作り上げることを大事にしないといつも教師の顔色をうかがって発言する子どもが多くなる。
(今の発言はわかりやすかったか、なぜ分かりやすいかなどという問いを子どもにする)
○ 発問の見直し(教師のしゃべりすぎは子どもを生かせない)□ オウム返しをしていないか。
□ 子どもが話さなければならないことを教師が話していないか。□ 子どもの発言を横取りしていないか。
□ 子どもの発言を否定していないか。
□ 子どもの発言を誘導していないか。(こういうことかな?言いたいことはこれ?)
□ 説明を教師がしていないか。(子どもにさせる→説明できる子は分かっている)
□ 切りかえしの発問や深める発問は吟味してあるか(言い換え、繰り返しなど)